絵本の作り方|子どもの絵から手作りの一冊へ

目次
絵本の作り方で迷ったら、子どもが描いた絵を三枚ほど並べてみましょう。「この子はどこへ行くの?」「最後はどうなった?」と聞くと、絵と絵の間にお話が生まれます。足りない場面は小さな紙に描き足し、絵を描き直す前に一度めくって読んでみます。
絵の順番を決めて、お話の芯を作る
たとえば、子どもが描いた長靴、水たまり、玄関の絵。玄関を最初に置くと、お出かけのお話になります。最後に置けば、びしょぬれで帰ってきたお話にもなります。主人公がやりたいことを一つ決め、途中で困る場面を入れると、次のページを開く理由ができます。
横須賀市立図書館は、子どもや大人がすでに描いた絵から始める手作り絵本を紹介しています。表紙と本文を組み合わせる写真付きの手順もあります。
「かんたんなお話などを添える」
コピー用紙で「めくる」ところを試す
紙を半分に折り、表紙と本文に鉛筆で番号を振ります。次に、どの場面を見開きで見せるか、どの場面はめくるまで隠しておくかを決めます。文章は付箋に書いておくと、絵と一緒に動かせます。

青いマフラーのミロがたこを落とす場面のあと、すぐに木の絵を見せる版と、たこの糸だけを見せてからめくる版を作ってみてください。読み手が先を想像できたところが、ページの切れ目の候補です。
絵と言葉に別々の役目を持たせる
絵を見れば、たこが枝に引っ掛かったことは分かります。そこに「レイ、あと少しで届きそう!」と入れると、声と気持ちが加わります。声に出して長く感じたら、説明を一つ絵に戻しましょう。ミロのマフラーやレイのしっぽのように、姿勢が変わっても見分けられる特徴を一枚にまとめておくと便利です。

表紙は、絵を見てお話を想像できる一場面に。本文は、文字が枝や模様に重なると読みにくくなるので、余白に移すか、色の落ち着いた文字カードを使います。

左は「画像と文章を分ける」、右は全面の絵に文字カードを重ねる例です。例文はいずれも「たこがオークの木に引っ掛かった!」です。
読み聞かせて、紙かPDFで仕上げる
家の人に一度読み聞かせ、つっかえた文と、絵だけで意味が伝わった箇所に印をつけます。紙で残すなら、表紙と本文を仮留めして順番を確かめてから綴じます。
データで残すなら Story321の絵本作成ツール の「自分の絵本」で「絵本を作る」を押します。「白紙から始める」の欄で「白紙の絵本を作る」を選びます。自分の文章とイラストを一ページずつ入れ、表紙を付けます。見開きの試作は必要に応じて左右を別ページに分けます。「PDFをダウンロード」で保存したら、開き直して文字の切れやページ順を確認します。印刷を依頼する場合は、仕上がり寸法や塗り足しを事前に印刷所へ確認しましょう。
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